2009年09月30日

秋の空/秋の薬草 センニンソウ

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仙人草(センニンソウ)

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8〜9月頃に川原の堤防や野山の日当りのよいところに生えるつる性の多年草。
 ツル状に伸びた真っ白な小さな可憐な花の群れが仙人のヒゲのようだからこの名がついたのかも?

 キンポウゲ科
漢名:「仙人草」(和名?) もしくは「大蓼」(だいりょう)
洋名:クレマチス

*牛や馬も食べないという毒草なので絶対口へ入れてはいけない。
 皮膚に触れると発疱を起こす。プロトアネモニン様の物質が含まれているが、その他は不明らしい。飲んだり、食べたりは危険なので注意!

薬効と用い方:「扁桃炎」にある地方では、生の葉1〜2枚をよく揉んで(ゴム手袋でもした方が良い)手クビの内側にはり、ガーゼを当てて、包帯で軽く押さえる。一昼夜くらいたつと、そこに軽い痛みを感じるようになるが、その頃になると、扁桃炎の痛みがとれるらしい。
そして、センニン草を取り除いて、その部分が少々発疱して赤くなっているので、温水で軽く洗う。

参考、引用文献:わたしの健康別冊「薬草科カラー図鑑」伊沢一男著(昭和53年刊)
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2009年09月25日

秋の空/秋の薬草

「天高く〜」
tentakaku.jpgクリックすると画像拡大
「双子龍と母龍」haharyu.jpg
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「クズの花」
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クズ(マメ科)

生薬名は、花を葛花(カッカ) 根を葛根(カッコン)

 昔はクズのつるの繊維を採り、葛布に織って着物にしたらしい。
また葉を家畜の飼料にしたり、根のデンプンで葛粉を作り、葛切りや和菓子の材料に利用した。今ではスーパーなどでパッケージに葛粉と書いてあっても、原材料:馬鈴薯デンプンと表記してあるものがほとんど。おまけに葛粉のようにわざわざ固めてある。
 カタクリコと云うのも、本来はカタクリから採ったデンプンのこと。

 根の葛根は漢方薬の「葛根湯」などに使われる。
根は夏か秋に掘る。しかし平地で葛の根を掘るのは並大抵ではない。根は腕ぐらいの太さでとても掘れるものではない。
山の斜面に生えているものは比較的掘りやすい。台風の後の崖崩れしたところに行けば、ひょっとして掘らなくても見つかるかも知れないが、危険。

 花は8月から9月頃に赤紫色の可愛い総状の花をつける。花びらはほろ甘い香りと味がする。花びらの寒天寄せなどを作ると綺麗。

 民間療法の本には「二日酔いに」乾燥したクズの花3〜5gを300ccの水で煎じ、さましてから飲むとある。
 「風邪の引き始めに」葛粉を葛湯として熱いものを飲む。(葛湯と明記した市販の物も実は馬鈴薯デンプンのことが多い)

 「本草綱目」という薬草の百科事典に因ると:
<葛花>味は甘く、作用は平。酒毒を消し、風邪が腸に及び下血するのを治す。
酒を飲んでも酔わないようにするには、この葛の花と、小豆の花を乾燥した物をいっしょに粉末にした物を飲むとよい。
 また、酒を飲み過ぎて下血するときにも良い。
酒毒を消すには、葛根より勝ると書いてある。
 これは是非、試してみないと、、、「ナントやらの不養生」には是非お試しあれ!

参考文献:「薬草カラー図鑑」伊沢一男著(わたしの健康 別冊)「和語本草綱目」岡本一抱子編著

posted by 椿菴 Ching-an ちんあん at 02:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年08月29日

天地人 参災  /お盆の供養

 このたびの兵庫県の「朝来市」ならびに「佐用町」などの災害はただの天災でははない気がする。
 災害に遭われた方、亡くなった方にお悔やみとお見舞い申し上げます。
我が実家も床下浸水でお盆休み返上で災害復旧に明け暮れました。
本当は刻々と報告したかったのですが、毎日疲れてそれどころではなかった。
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  朝来市の新井(にい)立野間の新橋の崩壊は、目撃者の証言によると、そのダムに上流から流れて来た間伐材やかっての台風の時の倒木の放置された流木が新橋に絡み付き橋がダムのようになり、そのダムがまた溢れ、右は立野地区、左は新井地区に流れ込み、町が川原と化した。 流木が家を突き破ったところもあるらしい!
 奥地では道路も流され陸の孤島となり、土砂に埋もれた家屋、一人暮らしの90才の老婆が畳ごと流され、あわや発見され助かったと云うことも聞く。
asa_0281.JPG流れ着いた流木の山々
 この橋が陥落して、一気に町の中に流れ込んだ濁流は減っていったそうだ。
昔の橋は流れるように作られていた。 しかし、今の橋は流れに抵抗するように作られている。
 どんな大水がきても潰れないような橋を作ろう! 
でも、自然を甘く見ちゃだめよ! 絶対と云うことはあり得ない。
 大水が来ると回転するような橋を造れば、水の抵抗を受けなくて済む。 しかし、いつそのスイッチは働いて回転するタイミングを計るのかが問題かもしれないけど、、、
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 橋にへばりついた流木はダムを造り、水流を変えて堤防を刮げとる。
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 数年前の台風で山々でなぎ倒され放置された倒木や間伐して見捨てられた木々が濁流とともに河川に流された。
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 杉や檜はこんなに根が浅い! ほんの表層の土にしか根を張らない。 そしてちょっとした豪雨で表層の土が流されると根こそぎ倒れるし、風にも弱い。こんな斜面には自然木が適しているはず。野生動物の住処としても。
 かって、どこかの研究者が人工林の木と、自然木を牽引して倒れるまでの強度を調べた結果、自然僕の方が遥かに強固だったらしい。
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 こんなに小さな谷間でさえ、こんなに倒木が流れ出している。
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 そして溢れた河川は流れを変え、土砂は田畑を覆い川原と化す。
これらは古より繰り返されて来たことだが、この土地で糧を得て、ご先祖様から受け継いだ土地を守って来た人々に取っては愕然とすることだろう!
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 しかし、その災害でさえ利益を被ることもあり得る。
洪水で流された山々や上流の田畑の肥沃な土が、下流に三角州などを作り、そこが田畑になり、また村になり、また町になると云うような、、、
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田畑の土は流され、下流に汚泥の層を作った。
幸い、我が家の畑は、キウイーフルーツのジャングルの御蔭で上流の肥沃な土だけが、そのジャングンルのフィルターに掛けられ、適度に畑を潤してくれたのように思える。
 もうぼちぼち土寄せしないと思っていた畝に適度に土寄せしていただいた。
このキウイーフルーツに木は30数年前に亡くなった親父が植えてくれた木である。 ご先祖様へ感謝!?

 ご先祖さんは、今は仏さんかも知れないけど、生前はただの普通の人だった。
そのご先祖様はその時のその場しのぎで、自然の熊や猪、鹿などのことも考えず、
その当時の国の政策におどらされてか、どうか知らないけど、山一面を杉や檜の山林にしてしまった。 そして保水力の少ない森林にしてしまった。
 
 南無!?


 

 
posted by 椿菴 Ching-an ちんあん at 02:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年08月13日

朝来市 大洪水 /今年の運氣

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  8月9日(旧暦・太陰暦6月小16日)未明、朝来市は大洪水にのまれた!
この映像は、8月10日のものです。
この橋のたもとの電気屋さんのご主人が洪水にのまれ亡くなった。
 お悔やみ申し上げます。

 この「ような災害は「伊勢湾台風」以来だ。
各地で「伊勢湾台風50周年記念」イベントが開かれるようだ。
 このとき私は10才だったか、何か興奮して。洪水の町中を歩き回った記憶が有る 。 近くの白鬚神社のケヤキの大木がなぎ倒され、まるでクジラが横たわてっいるよだった。
我が家の被害は床下浸水、親父がひたすら床下に石灰を撒いていた。
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 しかし、今回は流木が多すぎる。
恐らく、2年?前の台風の時のなぎ倒された檜や杉の木または間伐材が放置されたままになった木々が流木となって被害を増発したに違いない!
 杉の木などは根が浅く保水力も少ない。
しかも、この朝来市はは8〜90%が植林された山々に囲まれている。
若い人出は町に住み、安い輸入材に押され森林の価値も無くなり放置された山々。
 
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 佐用町は被害が大きいから、兵庫県から災害援助指定区域になったが、朝来市はまだましだから、援助は今のところは後回しになりそうである。
 なんとか住民が政治の力を得るよう、立ち上がらなくては!
今度、30日の選挙はどなたが立ち上がるのか!?
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 しかし、今年の運気論、当たりどうしですが、今後の運氣やいかに??
台湾、並びに中国でも被害が続発ですが、、、
 国内でも東海沖地震に繋がりそうな地震も起きているし、、、


posted by 椿菴 Ching-an ちんあん at 10:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

2009年08月01日

7月23日・大暑〜9月23日・秋分の運氣

 新型インフルエンザは世界的には未だに増え続けているが、マスコミももう飽きたのか小さな記事しか出ていない。世間もこのくそ暑いのにマスクなんか付けておられるかい! マスク屋さんも大量に生産していると思われるが、その目論見やいかに?
 二の気での後半に雨が多いと云うのは当たっていましたね!
7月後半から各地で大雨で土砂災害や竜巻が発生したり、今年は例年に無く梅雨明けが遅く、8月にずれ込むであろうということだ。
 「例年にない」この例年とは太陽暦の上でいっていることで、太陰暦(旧暦)から観るとそんなに異常ではないはずだ。
 旧暦では今年の五月は閏月(うるうづき)があり、五月が二回もある、ここでうまく足並みを揃えている。
 新暦5月24日が旧暦5月1日(大朔日)で、新暦6月23日が再び旧暦の5月1日(小朔日)〜新暦7月22日が旧暦6月1日(小朔日)となっている。 




四の気:7月23日・大暑〜9月23日・秋分(7月18日・甲子〜9月16日・甲子)

7月18日(旧5月26日)甲子(一説にこの日から四の気が始まる)
7月19日(旧5月27日)乙丑・土用の丑
7月23日(旧6月 2日)己巳・大暑(暑気が極みに達する・四の気始まる)
7月31日(旧6月10日)丁丑・土用二の丑
8月 7日(旧6月17日)甲申・立秋(秋立つ日、まだ暑いが暦上秋始まる)
8月23日(旧7月 4日)庚子・処暑(残暑がしばらく留まる、朝夕秋の気配)
8月26日(旧7月 7日)癸卯・七夕 *凾ュず藋(ソクズ)採集日(9/26王不留行)
9月 7日(旧7月19日)乙卯・白露(秋本格的になり、草木に露が白く付く〕
9月16日(旧7月27日)甲子(一説にこの日から五の気が始まる)
9月23日(旧8月 5日)辛未・秋分(この日より夜が長くなる・五の気始まる)

* 四の気は:(運気論の本文)

畏火 臨み、溽蒸 化し、地氣 騰り、天氣 否満す。

寒風 暁暮 蒸熱 相薄りて、草木 煙を凝らし、濕化流

れ不れば、則ち 白露 陰かに布いて、以て秋令を成す。

 民の病:

ソウ腠理熱し、血 暴溢し瘧し、心腹 満熱し、臚脹す。

甚だしきときは則ち胕腫す。


 四の気:(注釈文)主気は太陰濕土、客気は少陽相火

 畏火は相火と同じで暑さが激しくなり、主気の太陰濕土の上に客気の少陽相火が居座るので、濕熱が燻蒸して地上の陰の気が昇り蒸し暑くなるが、秋が近づくにつれて、在泉の太陽寒水の寒氣が上昇して朝と夕方には寒風と湿気が相迫って草木に霧がかかり、客気の少陽相火の気が太陰濕土の気を制圧するので、白露がおりて秋となっていく。

 この時期に人々の病は:
皮膚に熱がこもり、皮膚病が酷くなり、あちこちから出血したり、熱が出たり引っ込んだりする瘧サメ(瘧病)が流行り、胸や腹に熱がこもり、酷くなるときは身体が浮腫む。
 
 注意:この時期は、例年より暑さや湿気が多くなると思われるが、冷房や冷飲食を過ごし、よく汗を発散しないと身体に隠った熱気の行きどころがなくなり、皮膚病や心臓また胃腸の弱い方、またむくみやすい方は特に注意が必要である。
posted by 椿菴 Ching-an ちんあん at 01:01| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

2009年05月22日

5月21日・小満〜7月23日・大暑の運気

 5月22日現在、新型インフルエンザの国内感染者は292人らしいがなぜ関西(兵庫県152人、大阪府131人)に集中しているのか?
 新型インフルエンザの流行は今後どのような経過をたどるのか?
新型インフルエンザというが、何を以て新型と言うのか? 従来のA,B,C型にも属さない型のインフルエンザ・ウイルスと言うことだが、現代医学的にこういう分類ができるようになったのは何年前からなのか?
 ひょっとして、60年前にも同じ型のインフルエンザ・ウイルスが流行したのかもしれない。現に60歳以上の方の発症率は少ない。60歳以上は既に抗体ができているのか?
 これらの疑問を解く鍵がこの「運気論」に隠されているのかもしれない!


*三の気は、

天政布きて 濕氣降り 地氣騰る 雨迺

ち時に降る 寒迺ち之に随う

寒濕に感ずるときは則ち

民の病は身重く?腫し 胸腹満す



5月21日・小満(陽気が高調して万物がほぼ満ち足りてくる)
6月 4日・芒種(イネなどのノギのある穀物の種まきの季節)
6月21日・夏至(太陽が最も高い夏至点に達するときで、北半球では昼が一番長くなる)
7月 7日・小暑(日あしは徐々に短くなるが、本格的な暑さが始まる)
7月23日・大暑(暑気が極みに達する)

 通常はこのような季節の移り変わりがあるはずだが、今年の気候はどのような変化が現れるのか?


三の気:主気は少陽相火、客気は司天の太陰濕土

司天の太陰の働きの湿気が降り、在泉の少陽の相火が昇ると時ならずしてよく雨が降る。
後半には在泉の太陽寒水の影響で冷える。
その司天の湿気と在泉の寒氣に犯されると、人々は太陰である脾臓が病んで、身体が重くだるく浮腫んだり、胸や腹が張り苦しくなる。


posted by 椿菴 Ching-an ちんあん at 18:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年04月29日

3月20日から5月21までの運気 

ドコモポイント先日より豚インフルエンザが世界的に蔓延しそうなニュースが飛び交っている。
これは、ただある種の鶏インフルエンザや豚インフルエンザはたまた人間のインフルエンザ・ウイルスが変化して、さらにウイルスが進化して、人間に何かを忠告を促しているのだろうか?
この古代紀元前の中国で著わされた「黄帝内経素問」の『運気論』には既にこのようなことを予言していたようなことが書かれている。
いや、これはただの予言ではなく、30年もしくは60年に一度はこれに似たような現象が起こると書かれている。

*二の気は、大火正しく 物 化を承け 民 迺ち

和す

その病は温? 大に行われ 遠近 咸く若う

濕蒸 相薄り 雨 迺ち時に降る



3月20日・春分〜5月21日・小満(3月20日・甲子〜5月19日・甲子)

二の気:主気・客気ともに少陰君火

この両方の火の働きが正しく支配されると、万物はその火の化を承けて成長し、人々も暮らしやすい。
もしその君火の働きが乱れるようなことが起こると、人々は温(温病)?(激しい)すなわち激しい熱病が流行し、近くや遠くの人々もことごとくこれにかかる恐れ有り。
この気の終の頃には、司天の太陰濕土と少陰君火の蒸発の気が相合わさり、よく雨が降る。

posted by 椿菴 Ching-an ちんあん at 01:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年02月07日

初の気 2009年 1月20日〜3月20までの運気

*初の氣は:地気遷り 寒迺ち去る 

春氣至りて 風迺来たり 萬物を生布して以て榮う

民気 條舒す

風・濕 相薄りて 雨迺ち後くる

民の病 血溢 筋絡拘強 関節利せず 身重くして筋痿



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クリックすると画像拡大(1/15大神神社より)

初の氣:

1月20日・大寒〜
2月 4日・立春〜
2月18日・雨水〜
3月 5日・啓蟄〜
3月20日・春分

この時期は主気・客気ともに厥陰(風木)が支配する

昨年の終の氣の在泉の客気である陽明の気が遷り(うつり)今年の初の氣がはじまる。
今年の初の氣は主気・客気ともに厥陰風木だから陽温の変化が来て寒が去る。
春の気が早く来て、暖かい風がふき、万物が成長し栄える。
人々ものびのびできる。
今年の司天は太陰濕土で雨が多いはずだが、初の氣の厥陰風木の影響で後半に雨が降る(木は土を尅す)
人々に起りやすい病気は:主気・客気ともに厥陰風木だから風邪が肝臓に影響して、肝臓に血を蓄える働きが衰えて出血性の病気がが起りやすく、筋肉の引きつりや関節の強張り、また身体がだるく重いとか筋肉が萎えると云うような病気になりやすい。
posted by 椿菴 Ching-an ちんあん at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月03日

2009年 平成21年の運気

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 紀元前漢の時代に編纂された「黄帝内經素問」という医学書の中に、それぞれの歳に起る気候の変化と自然界や人々に及ぼす影響や養生法また治療法のヒントが書かれた「運気論」と謂う編がある。
 この篇には各歳がどのような気候になり、人々にどのように影響し、かかりやすい病気に付いて、また病気の予防法などが詳しく書かれている。 
 人の年齢も60歳になると還暦を迎えるというが、自然界も同じで60年に一度同じ干支の組み合わせが巡ってくる。そして天空や地球の運行もほぼ同じような条件が巡って来ると古代の聖人は考えた(悟った)
 此れ等が本当に信頼出来るものか否かは、昨年の運気をご参照!
さて、今年は丑歳だが、十干では己(つちのと)、十二支では丑(うし)の歳。
 本年の運気や如何に?



未だ翻訳途中で完全では有りませんが、取りあえずUPしてみます。
後日、追加記入します。
*注:文章中の?マークの文字は現在の日本語のフォントにない文字です。詳しくは文頭のテキスト・ファイルの文章を参照して下さい。

tsuchinoto-ushi-02,13.rtf2月13日更新 
クリックするとファイルがダウンロードされます。


2009年 平成21年


己・丑(つちのと・うし)歳の運気


帝 曰く善し 太陰の政 いかに


黄帝がおっしゃるに、善し。「太陰」が支配する歳はいかようか?


岐伯 曰く 丑・未の紀なり


岐伯(黄帝の御典医)がそれに答えていう、それは丑歳と未歳である。
中略・・・・・

丁・丑 歳 1937年 1997年
丁・未   1907 1967  2007
癸・丑   1913  1973
癸・未   1943  2003
己・丑   1949  2009(今年)
己・未   1919  1979
乙・丑   1925  1985
乙・未   1955    
辛・丑   1961
辛・未   1931  1991
(24年に一度、また30年に一度よく似た年回りが来る。全く同じ年回りは60年に一度)

太陰・少宮・太陽


上は太陰・中は少宮・下は太陽


司天 太陰(濕土)

中運 少宮(土)

在泉 太陽(寒水)



  風・清 勝・腹同じ 正宮に同じ


(中運の少宮の土運は不及だが司天の土運がその中運の土運を助けて、正宮と同じように平気となる)


己・丑は太一天符


己・未は太一天符



司天の太陰濕土・中運の少宮土・四時の季月の三の五行が合うのを「太一天符」という
(十干の己(つちのと)は五行の土の性質、十二支の丑(うし)も土の性質)

 天符:司天の五行と中運の五行と会する(司天の太陰濕・土+注運の少宮・土)
     歳の気の化が平和
  歳會:中運の五行と十二支の五行とが会する(中運の少宮・土+十二支の丑・土)
     大過・不及の歳であっても、影響が少なくその歳は平気
太一天符:天符と歳會が共に合する(太陰濕・土+少宮・土)+(少宮・土+丑・土)
     歳の気の化が益々和順

   天符 を執法と為し→           →病勢が速く命が危うくなる
歳位(歳会)を行令と為し→邪気が人に中るときは →病勢が徐に慢性化しやすい
 太一天符 を貴人と為す→           →病勢が甚だしく突然死に至る

その運は雨・風・清


普及である中運の土運の化は雨湿
勝を行なう木の風
復を為すものは金の清涼

少宮・太商・少羽 (終)・少角 (初)・太徴


五行:木  火  土  金  水 
五音:角  徴  宮  商  羽
主運:初運 二運 三運 四運 終運(主運は毎年変わらず)
   少角 太徴 少宮 太商 少羽
   大寒〜春分〜忙種〜処暑〜立冬
客運:初運 二運 三運 四運 終運
   少宮 太商 少羽 少角 太徴(客運はその歳毎に変化する)

この主運と客運の組み合わせによりその歳の運気が定まる。

十干の 五気は:甲、丙、戊、庚、壬の陽干は”太”と云い、大過。
        乙、丁、己、辛、癸の陰干は”少”と云い、不及。
十二支の六気は:子、寅、辰、午、申、戌は陽支で陽年。
        丑、卯、巳、未、酉、亥は陰支で陰年。
丑歳、未歳は太陰で陰支、陰年にあたる。
少宮の”少”は陰干である己(つちのと)土運で不及となる。


太陰・少商・太陽 寒熱勝復同じ


勝を行なうものは熱・復を為すものは寒

凡そこの太陰司天の政は気化運行 天に後る

陰 其の政を専らにし 陽氣 退き辟し 大風時に起る

天気は下降し 地気は上騰す

原野昏?し 白埃四に起こり 雲南極に奔る

寒雨数至り 物 差夏に成る


凡そこの太陰司天のは不及の年回りで気候の変化が遅れがちになる。しかし太一天符の歳だから、その影響は少ない。
司天の太陰土も在泉の太陽寒水もどちらも陰気だから陽気が退き、また初の氣が主・客ともに厥陰風木だから大風がときにおこる。
司天の湿気は降り、在泉の寒氣は昇るので平野には暗く霧に覆われあちこちに白くチリが降ったようになり、雨雲が南方の方に集まり、寒い雨の日がたびたびある。
物(草木など)は夏を過ぎ秋に入ろうとする時になってから成長する。

民の病 寒濕 腹満 身?憤 ?腫 痞逆 寒厥 拘急

人々の病気としては、冷えや湿気に犯されやすく、腹が張り身体や手足が腫れる、みぞおちがつっかえて胸や咽が苦しくなり、手足が冷えて冷え逆上せが起り、手足の筋肉が引き攣れるような症状が現れやすい。

濕・寒 徳を合わせ黄・黒  埃昏 氣交に流行す

司天の太陰の湿気と在泉の太陽の寒気の作用が合わさって、黄色や黒色の草木が育ちやすい(穀物では黄色の穀物=黍・黒色の穀物=黒米・黒豆・栗・等の収穫が多いいか?)
気候としては霧が立ちこめたり、黄砂が降ると云うような事が多くなりそう。

上 鎮星・辰星に應ず

天空では土星と水星の輝きが支配する。

其の政は肅しく 其の令は寂 其の穀は?・玄

司天の太陰濕土の作用は穏やかだが、在泉の太陽寒水の作用は厳しい(天気は雨や霧が多く地表は冷えやすい)
今年は黄色い穀物(特に上半年)や黒い穀物(下半年に)が豊作になりそう。
(穀物では黄色の穀物=稷・黒色の穀物=黒米・黒豆・栗・等の収穫が多いいか?)

故に 陰 上に凝り 寒 下に積む

だから、司天の太陰の湿気は蒸発して天に昇り、在泉の太陽寒水の気は益々地上に積もる。
 
寒水 火に勝つときは則ち氷雹を為す

陽光治まらず 殺気迺ち行なわる


地表の寒水が天に昇って、天空の熱気に勝る時には夏でも雹(ヒョウ)が降ることがある。

故に 有餘は宜しく高かるべく 不及は宜しく下きかるべし

有餘は宜しく晩かるべく 不及は宜しく蚤かるべし


だから、五穀のうちでも土・水に相当する黄色や黒い穀物や草木はその季節を過ぎても成長し、土・水の気に負ける性質(木・火?)の穀物や草木は早く枯れる。

土の利 氣の化なり 民氣も亦之に従う

太陰土の程よい働きである。 人々も同じような影響を受ける。
(脾や腎の働きが丈夫な人は寒濕の影響を受けないが、虚弱な人は影響を受けやすい)

間穀 其の太なるに命ずなり

「間穀」とは:左右四間に属する穀物:司天の太陰の左は少陽(相火=赤色の穀物)、右は少陰(君火=赤色の穀物)。在泉の太陽の左は厥陰(木=蒼色の穀物)右は陽明(金=白色の穀物)。左は少陽(相火=赤色の穀物)、右は少陰(君火=赤色の穀物)を食べてその精を保つ。
「其の太なるに命ず」とは:今年は中運が少宮で、その少というのは不及で、司天の太陰も不及になり、司天が不及になると在泉の太陽は反対に太過になる。
よって、その「太なる」とは大過である在泉の太陽の左の厥陰と右の陽明が司る穀物のこと。


*初の氣は:地気遷り 寒迺ち去る
 
春氣至りて 風迺来たり 萬物を生布して以て榮う

民気 條舒す

風・濕 相薄りて 雨迺ち後くる

民の病 血溢 筋絡拘強 関節利せず 身重くして筋痿ゆ


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1月20日・大寒〜3月20日・春分(1月19日・甲子〜3月20日・甲子)

初の氣:一説に冬至の後の甲子の日(1月19日)から次の甲子の日(3月20日)までを支配する。

この時期は主気・客気ともに厥陰(風木)が支配する

昨年の終の氣の在泉の客気である陽明の気が遷り(うつり)今年の初の氣がはじまる。
今年の初の氣は主気・客気ともに厥陰風木だから陽温の変化が来て寒が去る。
春の気が早く来て、暖かい風がふき、万物が成長し栄える。
人々ものびのびできる。
今年の司天は太陰濕土で雨が多いはずだが、初の氣の厥陰風木の影響で後半に雨が降る(木は土を尅す)
人々に起りやすい病気は:主気・客気ともに厥陰風木だから風邪が肝臓に影響して、肝臓に血を蓄える働きが衰えて出血性の病気がが起りやすく、筋肉の引きつりや関節の強張り、また身体がだるく重いとか筋肉が萎えると云うような病気になりやすい。

*二の気は、大火正しく 物 化を承け 民 迺ち和す

その病は温? 大に行われ 遠近 咸く若う

濕蒸 相薄り 雨 迺ち時に降る


3月20日・春分〜5月21日・小満(3月20日・甲子〜5月19日・甲子)

二の気:主気・客気ともに少陰君火

この両方の火の働きが正しく支配されると、万物はその火の化を承けて成長し、人々も暮らしやすい。
もしその君火の働きが乱れるようなことが起こると、人々は温(温病)?(激しい)すなわち激しい熱病が流行し、近くや遠くの人々もことごとくこれにかかる恐れ有り。
この気の終の頃には、司天の太陰濕土と少陰君火の蒸発の気が相合わさり、よく雨が降る。

*三の気は、天政布きて 濕氣降り 地氣騰る 雨迺

ち時に降る 寒迺ち之に随う

寒濕に感ずるときは則ち民の病は身重く?腫し 胸腹満す


5月21日・小満〜7月23日・大暑(5月19日・甲子〜7月18日・甲子)

三の気:主気は少陽相火、客気は司天の太陰濕土

司天の太陰の働きの湿気が降り、在泉の少陽の相火が昇ると時ならずしてよく雨が降る。
後半には在泉の太陽寒水の影響で冷える。
その司天の湿気と在泉の寒氣に犯されると、人々は太陰である脾臓が病んで、身体が重くだるく浮腫んだり、胸や腹が張り苦しくなる。

*四の気は、畏火臨み 溽蒸化し 地氣騰り 天氣否満す

寒風 暁暮  蒸熱 相薄りて 草木 煙を凝らし 濕化

流れ不れば則ち 白露 陰かに布いて 以て秋令を成す

民の病:?理熱し 血暴溢し瘧し 心腹満熱し 臚脹す

甚だしきときは則ち?腫す


7月23日・大暑〜9月23日・秋分(7月18日・甲子〜9月16日・甲子)

四の気:主気は太陰濕土、客気は少陽相火

畏火は相火と同じで暑さが激しくなり、主気の太陰濕土の上に客気の少陽相火が居座るので、濕熱が燻蒸して地上の陰の気が昇り蒸し暑くなるが、秋が近づくにつれて、在泉の太陽寒水の寒氣が上昇して朝と夕方には寒風と湿気が相迫って草木に霧がかかり、客気の少陽相火の気が太陰濕土の気を制圧するので、白露(霜?)がおりて秋となっていく。

この時期に人々の病は皮膚に熱がこもり皮膚病が酷くなり、あちこちから出血したり、熱が出たり引っ込んだりする瘧サメ(瘧病)が流行り、胸や腹に熱がこもり、酷くなるときは身体が浮腫む。

*五の氣は:惨令 已に行なわれ 寒露下る 霜迺ち

蚤く降り 草木黄落す
  
寒氣 體に及ぶ 君子は周密す  民 皮?を病む


9月23日・秋分〜11月22日・小雪(9月16日・甲子〜11月15日・甲子)

五の気:主気・客気ともに陽明燥金

主客ともに燥金の影響で殺伐の性質の金気の影響で寒露が降り、早く霜が降り、草木が紅葉しないうちに早く黄ばんで枯れてしまう。

その寒さが身体に影響しやすいが、養生の道をよく知る人は家にこもり寒さを防ぐが、余儀なく寒さを防ぐことが出来ない人や外で働く人は皮膚病になりやすい。

*終の氣は:寒 大に挙がり 濕 大に化す 霜迺ち積み

 陰迺ち凝り 水堅く氷る 陽光治まらず
 
寒に感ずるときは則ち人を病ましめて 関節禁固し 腰?

痛む


11月22日・小雪〜1月 ?日・大寒(11月15日・甲子〜1月14日・甲子)

終の氣:主気・客気ともに太陽寒水

主客ともに寒水が重なるため、寒さが激しくなり、司天の太陰濕土の作用が押えられてしまい霜がおり、地表は凍り付き、水は堅く氷り、日の光も陽気が乏しくなる。
人々がこの寒氣にやられるときは関節が強張り、少陰腎經や太陽膀胱經が犯され、腰や臀部の痛みが起こる。

寒・濕 氣交に持して疾を為すなり

必ず其の欝気を折きて 化源をとる

其の歳氣を益して 邪をして勝た使む無かれ


在泉の太陽寒水と司天の太陰濕土の影響によって病が起る。
欝気をくじくとは、司天が太陰濕土ならば、土尅水で足の少陰腎經が欝す。
また、在泉が太陽寒水ならば、水尅火で手の少陰心經が欝すのでそのバランスを取ること。
その歳の気を益すとは、司天の太陰をもって不足しがちなのは「水」で、在泉の太陽をもって不足しがちなのは「火」なので、心・腎の二臟の正気を益して、邪気に犯されないようにすることが大切。


歳穀を食らいて 以て其の真を全うす

間穀を食らいて 以て其の精を保つ


歳穀とは司天・在泉に属する穀物:黄色・黒色の穀物を食べてその真気を養い。
間穀とは左右四間に属する穀物:司天の太陰の左は厥陰(木=蒼色の穀物)右は陽明(金=白色の穀物)。在泉の太陽の左は少陽(相火=赤色の穀物)、右は少陰(君火=赤色の穀物)を食べてその精を保つ。


故に 歳 宜しく苦を以て之を燥かし 之を温たむべし

発せず泄さざるときは則ち 濕氣 外に溢れ 肉潰え 皮

折けて 水血 交々流る


だから、今年は司天の太陰濕土を乾かすに火の苦味でこれを乾かし、(甘味で)以てこれを温めること。
病がはなはだしいときには、この苦味の物(苦剤)を主役として発汗し、大便を下し、利尿してやる。
もし身体の湿気がうまく体表に発散したり、下したり、利尿すことが出来なければ、その湿気が身体の内にこもり充満して、肌肉が爛れ皮膚病になり、リンパ液や血が混ざり合い流れ出す。


必ず其の陽火を贊けて 甚寒を禦がしむ

氣の異同に従いて 其の判を少多にすなり


だから必ずその陽気を補い、暖めるようにし、ひどい寒を防ぐようにしなければいけない。
そのためには、その湿気や寒気に犯された程度をよく見極めて、その治療の度合いの多少を考えるべき。

寒を同じくする者は 熱化を以てし

濕に同じくする者は 燥化を以てす


その年の司天の寒、在泉の湿と同じものは、土・金・水の三運で、その治法は燥熱の作用を持つものを使う。
在泉の寒気と同類の運、すなわち金運不及・水運不及の年は、熱薬を用いる。
司天の湿気と同類の運、すなわち土運不及の年は、乾燥する働きを持った薬物を用いる。

異なる者は 之を少なくし

同じき者は 之を多くす


司天と運と在泉の寒・湿の気が異なるものは、燥熱のものは少なく用いて、
司天と運と在泉の寒・湿の気が同じときは、燥熱のものを多く用いて湿を乾かして、これを調える。


涼を用うる者は 涼を遠ざけ

寒を用うる者は 寒を遠ざけ

温を用うる者は 温を遠ざけ

熱を用うる者は 熱を遠ざく


涼薬を用いるときは、涼しい時をさけ、
寒薬を用いるときは、寒い時をさけ、
温薬を用いるときは、温かい時をさけ、
熱薬を用いるときは、熱い時をさける。

食宜 法を同じくす

食養生についても同じように考えればよい。

假なる者は之に反す 此れ其の道なり

しかし、これらはあくまで原則であって、例外もあり得る。
 
是に反する者は病むなり

これまで述べてきたこれらの気候や法則に逆らった生活をしていると、病を引き起こす原因になる。

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原文:『黄帝内經素問』「六元正紀大論篇第七十一」より抜粋
参考文献:『椿菴デジタル素問』椿野央師編著、『和読黄帝内經素問』小寺敏子編著、『黄帝内經素問諺解』岡本一抱子監修、『類経・図翼・附翼』張介賓編著 他 『運気』小曽戸丈夫・新釈・谷口書店、
『平成21年気学運勢暦』神明館蔵版、『平成21年歳時記カレンダー』


2009/02/13改訂 椿菴 椿野央師 訳編


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2008年08月28日

Ching椿菴Anの あんま教室

イベントえにし庵 感月際

Moon Light Celebration
2008/9/14(日)仲秋の名月

〜プログラム〜
PM2:00 開場 『椿菴のあんま教室』講師:鍼灸師 椿野央師
先ず心地良いリズムに乗り,身体をリラックス、次にお互いに身体をほぐし合い。
PM4:00〜 アフタヌーンLIVE〜コンサート、旬の恵のお食事あり、踊り有り、数々のイベント有り、一日中楽しめます。
是非、ご参加を! 詳しくは,以下写真をクリックしてご覧下さい。
★えにし08のコピー.jpg★えにし08裏のコピー.jpg
 椿野鍼灸菴のホームページ(未完成ですが)http://www.ching-an.com/
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