朝来市新井の駅前からR312で生野から栃原高原の麓、栃原川沿いに走り途中で市川と合流。そしてJR播但線も市川沿いの渓谷を走っている。この辺りは播但線に乗っていても景色の美しいところだ。
昔々、SLが走っていた頃、新井駅から乗って生野峠のトンネルまでかなりの急勾配で蒸気機関車はモクモクと煙を上げてゆっくりと昇って行く。そのままトンネルに突入する。トンネル内ではいくら窓を閉め切っても、あの石炭の煙が入ってくる。ちょっと臭いどころではない! やっとのことで生野駅に到着。そして、次の長谷駅までいくつかトンネルを抜け、下り坂か軽快に市川の美しい渓谷沿いを木々の合間をすり抜けるようにくねくねと走る。
そんなことを思い出しながら走っていると長谷の町が見えて来た。そして県道一宮生野線北西に走る。この辺りはまるでスイス(行ったことはないが)あたりの谷間を走っているようだった。
前を二台の観光バスが走り、数台の車がその後を列をなして走っている。その後をしばらく走っていると、急に視界が開け、ススキの原が見えて来た。平日と言うのにこんな山中に観光客がゾロゾロ溢れている。
ここは「村上春樹氏原作のノルウェイの森」のロケ地でさらに有名になったみたいだ。http://www.norway-mori.com/top.html
さあ!高原を散策!!

これらの地形は人工的地形らしい。大河内高原利用ガイドによると
■ 鉄穴流し(かんなながし)による地形:兵庫県の中・西部の山地では、地質が山陰花崗岩系の岩石である場合にはほとんどの例外がないぐらい鉄穴流しが行われた人工の地形が見られる。鉄穴流しは、風化した花崗岩の表面の真砂をかき取り、それを水に流して水底に溜まる砂鉄を撮る方法で、砥峰高原でも、非常に細かな起伏や角張った斜面、砂で満杯のなだらかな谷間に、昔の鉄穴流しの影響を見ることができるらしい。ふむふむ、なるほど!?
この後、福知渓谷を通って一宮に抜けるつもりだったが、この前の台風の影響でか、通行止めになっていて、峰山高原経由で一宮に抜けることにしたがこの後、、、