2009年09月30日

秋の空/秋の薬草 センニンソウ

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仙人草(センニンソウ)

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8〜9月頃に川原の堤防や野山の日当りのよいところに生えるつる性の多年草。
 ツル状に伸びた真っ白な小さな可憐な花の群れが仙人のヒゲのようだからこの名がついたのかも?

 キンポウゲ科
漢名:「仙人草」(和名?) もしくは「大蓼」(だいりょう)
洋名:クレマチス

*牛や馬も食べないという毒草なので絶対口へ入れてはいけない。
 皮膚に触れると発疱を起こす。プロトアネモニン様の物質が含まれているが、その他は不明らしい。飲んだり、食べたりは危険なので注意!

薬効と用い方:「扁桃炎」にある地方では、生の葉1〜2枚をよく揉んで(ゴム手袋でもした方が良い)手クビの内側にはり、ガーゼを当てて、包帯で軽く押さえる。一昼夜くらいたつと、そこに軽い痛みを感じるようになるが、その頃になると、扁桃炎の痛みがとれるらしい。
そして、センニン草を取り除いて、その部分が少々発疱して赤くなっているので、温水で軽く洗う。

参考、引用文献:わたしの健康別冊「薬草科カラー図鑑」伊沢一男著(昭和53年刊)
posted by 椿菴 Ching-an ちんあん at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年09月25日

秋の空/秋の薬草

「天高く〜」
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「双子龍と母龍」haharyu.jpg
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「クズの花」
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クズ(マメ科)

生薬名は、花を葛花(カッカ) 根を葛根(カッコン)

 昔はクズのつるの繊維を採り、葛布に織って着物にしたらしい。
また葉を家畜の飼料にしたり、根のデンプンで葛粉を作り、葛切りや和菓子の材料に利用した。今ではスーパーなどでパッケージに葛粉と書いてあっても、原材料:馬鈴薯デンプンと表記してあるものがほとんど。おまけに葛粉のようにわざわざ固めてある。
 カタクリコと云うのも、本来はカタクリから採ったデンプンのこと。

 根の葛根は漢方薬の「葛根湯」などに使われる。
根は夏か秋に掘る。しかし平地で葛の根を掘るのは並大抵ではない。根は腕ぐらいの太さでとても掘れるものではない。
山の斜面に生えているものは比較的掘りやすい。台風の後の崖崩れしたところに行けば、ひょっとして掘らなくても見つかるかも知れないが、危険。

 花は8月から9月頃に赤紫色の可愛い総状の花をつける。花びらはほろ甘い香りと味がする。花びらの寒天寄せなどを作ると綺麗。

 民間療法の本には「二日酔いに」乾燥したクズの花3〜5gを300ccの水で煎じ、さましてから飲むとある。
 「風邪の引き始めに」葛粉を葛湯として熱いものを飲む。(葛湯と明記した市販の物も実は馬鈴薯デンプンのことが多い)

 「本草綱目」という薬草の百科事典に因ると:
<葛花>味は甘く、作用は平。酒毒を消し、風邪が腸に及び下血するのを治す。
酒を飲んでも酔わないようにするには、この葛の花と、小豆の花を乾燥した物をいっしょに粉末にした物を飲むとよい。
 また、酒を飲み過ぎて下血するときにも良い。
酒毒を消すには、葛根より勝ると書いてある。
 これは是非、試してみないと、、、「ナントやらの不養生」には是非お試しあれ!

参考文献:「薬草カラー図鑑」伊沢一男著(わたしの健康 別冊)「和語本草綱目」岡本一抱子編著

posted by 椿菴 Ching-an ちんあん at 02:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記